「はい、これで、数IIBの補習授業を終わります。」
少し、真剣な感じになって授業をしていた先生が、急に笑顔になり、
「いつもの授業より、今日の、あたしの教え方がとっても分かりやすかったんじゃない? 分からない人の気持ちといおうか、俺自身の内情をよく知ってるからさぁ」
「あぁ、敦志、よかったよ。いつもより、頭の中に入ったんじゃないかな」
「あぁっ! あたしは、敦志くんじゃなくなて、鈴木美沙よ!それって、先生に対する言葉づかいじゃないよね。直しなさいね」
鈴木先生は悪戯っぽく笑いながら言ってきた。

「鈴木先生の教え方が、素晴らしかったです」
「徹君、大変よろしい。じゃあ、この後、先生の家に行くけど、いいよね」
「はい、いつも暇してますので、いいです」
「いつも暇? 暇があるんだったら勉強しなさいって言ってもダメだよね」
先生は笑いながら、茶目っけに舌をチロっと見せた。
「先生は後片付けがあるから、職員室近くの校門で待っててね。後はよろしくね。」
そう言って、教室を出て行ったので、教室の最終チェックをして窓とドアの施錠をして警備員室に鍵を預けて、校門近くで待機していた。

・・・

少し待っていると、赤い軽自動車のキャロルが来て、助手席のドアが開いて、鈴木先生が這うようにして顔を出して来て
「徹君、さあ、乗って!」
「はい。・・・・敦志~車の運転できるのか?」
ちょっと疑問が浮上したので聞いてみた。
「またぁ~敦志じゃないでしょぉ~ まあいいか!先生の記憶を受け継いでるから大丈夫だよ」
「そっか。忘れてたよ」
どっかと乗り込み、座ると
「最近、警察がうるさいから、シートベルトよろしくね」
そういって、シートベルト締めていると、スムーズに運転して、学校を出て国道を走り抜け、先生の自宅に向かった。

俺は、これから先生とエッチできると思うと興奮しすぎて、身体がガチガチに固まっていた。

急に細い路地に入って
「さぁ!ついたわよ。ここのマンションの4階の右端の401が先生の所よ。」
「へぇ!綺麗な所ですね」
感心するように俺は、見上げた。
「そうでしょう。家賃も高いのよぉ」
車がマンションの入り口の前に止まった。
「先に、行ってて、駐車場に車を入れてくるから。そうだセキュリティドアだから入口横のインターフォンで401と入れて解錠して入ってね。たぶん敦志君が居ると思うから」
車から降りると、先生の車は、どっかに行った。しかたないので、インターフォンに番号を入れて敦志の返事をまった。

「徹、よく来たな。今マンションの入り口と部屋の解錠したから、そのまま奥のエレベーターに乗って401号室へ来いよ」
こちらから、何も言わないのに、どうもカメラに俺の姿が映っているらしく、一方的喋ってインターフォンの応答が切れた。
401号室に着きドアを開けて入っていったら、ワンルームのマンションで、敦志がベットメイクをしている途中だった。
「すぐ、終わるから、ソファに座ってまっててくれ」
わかった素振りを見せて、座っていたら、鈴木先生が帰ってきた。
「おまたせ~。敦志くん、もう帰っていいわよ」
「もぉ、人使い荒いなぁ。事が終わるまで、どっかに行っててやるよ」と笑いながら出ていった。
「いいんですか?」
「いいのよ。どうせ、どちらも、敦志なんだし」
「そうですよね」
「そうだ。先生と生徒なんだから、学校で怒られて私の自宅に呼ばれた生徒ってシチュエーションにしてやらない?」
「え?いきなり何ですか?」
「ほら、立った立った。」
玄関まで先生に身体を押された。

「向井君、いらっしゃい」
玄関先で急に真剣な表情になって、演技モードに入ったらしい。俺もそれに従う事にした。
「鈴木先生、何で呼ばれたんでしょうか?」
「立ってないで、そこのソファに座って」
先生も反対側に座った。
「向井君、何で呼ばれたか、内心は分かってるでしょ。胸に手を当てて考えてみなさい」
険しい表情で、しかも怒り口調で言われた。
「試験の成績が悪いからですか?」
「それもあるわね。でも、それとは違うわ。向井君は私の写真で夜な夜な何をやってるの」
「えっ?そ・・それは・・・・何で知ってるんですか?」
先生をおかずにオナってるなんて、敦志にも言ってない事なのになんで・・
「ある人の情報で、大きくプリントした私の写真が何枚も枕元に置いてあるのを知ってるのよ」

鈴木先生は、すごい怒りを見せ迫ってきたので、演技である事を忘れ、どうやって謝ろうかと思案していた。
「私の情報網を甘く見ないでね。他にもいろいろと、私に関する物を持ってるって聞いたわよ」
「そ・それは・・・」
もう、反論以前に何も考えれなくなっていた。
「夜な夜な、先生の下着姿や裸を想像して、恥ずかくないの?」
「すいません・・・・・」
「直接、私に言いに来てくれれば、それなりに対応してあげたのに・・・」
と、少し含み笑いをしながら、ブラウスを脱ぎだした。
「えっ?」
「こういう姿が見たかったんでしょ~、ト・オ・ル・く~ん」
スカートも脱ぎだした。
「私が好きなら、早く言ってくれれば、良かったのに~。私も好きなのよ~徹く~ん」
そういって、誘惑するような表情で、俺に迫ってきた。

急に先生は、立ち上がり俺の座ってる横の狭いスペースに窮屈そうにお尻を差し入れ、俺の身体に密着してきた。
「徹く~ん。こうやって、胸を触りたかったんでしょ」
俺のの手をとり、無理やりブラジャーのカップの隙間に俺の掌を指し込み、その上から、先生の手を置き軽く撫で始めた。
驚いた表情を先生に向けてはいたが、柔らかい乳房の感触が、直に伝わってきて、気持ちよく、天にも昇るような気分になった。
先生は、いきなり、俺の顔に先生の顔を近づけてきて、濃厚なくちづけをしてきた。
「女の人とこういう事をするのは、初めて?」
「は・・・はい」
「もしかして、エッチするのも初めてかな?」
「・・・・・」恥ずかしくて、何も言えなかった。
「じゃあさあ、私が筆おろししちゃっていい?」
「えっ?」
「だから、徹君の初めてを貰っていいかなぁ」

「・・・は・・・はい!」
少し間を置いて、声が裏返りながら、返事をした。すでに、先生が敦志である事をすっかり忘れていた。

「徹君は、ハードなのとソフトなのと、どっちが好き?」
「えっ何ですか?」
「そうよね。初めてなんですもので、じゃあノーマルで行きましょうね。さあ、立ってベッドに行きましょう」
先生は、俺の視線へ綺麗な胸の谷間を見せつけるような感じで立ち上がり、俺を立たせて、後から抱きつく感じで、ベッド近くまできた。
「服を全部脱ぎましょうね。」
そういったら、俺の背後から、シャツのボタンからズボンのファスナーを開き、器用に衣服を下着に至るまではぎ取り、先生も全裸になった。
「先生の裸を見て、どう?」
「き・・綺麗です!」
気持ちは既に舞い上がってしまい、何がなんだか分からない上に、声が、また裏返ってしまった。
「もう、出来あがってるわね。」
そういって、また、濃厚なキスをしてきた。俺の股間は最大限まで膨張しきっていた。
「一緒に、ベッドに入りましょう。」
「は・・はい」
キスを続けながら、二人してベッドに倒れ込んだ。



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