放課後になり、帰り支度をしてると、敦志がやってきて、周りに誰も居ないのを確認すると、小さな声で話してきた。
「徹、ちょっと、いいか?」
「いいよ」
俺もつられて、小さい声で対応した。

「来週の英語のテストだけど内容流出じゃなくて、テスト結果そのものを改ざんして貰う事にしたよ」
「ありがとう。そうだよなぁ、英語の横文字は俺達にとっては暗号だし覚えきれないよな。俺も、数学のテストがあったら、何か対応策をお願いしてみるよ」
「鈴木先生に、俺と秋山先生の件をうまく伝えてくれよな。これから、俺は小百合とラブホに行ってくるから、何かあったら、携帯メールで連絡してくれな」
「わかった。じゃあな」

俺は、学校を出て、急いで電車を乗り継ぎ、鈴木先生のマンションへ行った。

マンション入り口のインターフォンでは、反応ないので、まだ、鈴木先生は帰ってないので、敦志から貰ったICカードで、勝手に鈴木先生の部屋に入っていった。
俺は部屋の匂いや衣類を見るだけで、すぐに興奮してきた。すぐにでもオナニーしたかったが、本番まで、何とか我慢しようと思い、勝手にテレビを見て、先生の帰りを待った。

「徹、ただいまぁ、待ったぁ?」
先生が帰ってきた。

「いや、そうでもないよ。美沙、話があるんだけどいいかな」
「ええ、いいわよ」
「敦志が秋山先生と付き合ってるの知ってる?」
「えっ!、知らない。それ本当なの? あの堅物の固まりのような小百合が、信じられないわ」
「本当だよ。それで、俺もその事を知ったんで、俺達の事も話して、一緒に秘密を共有して見ようかと思ったんだけど、いいかなぁ」
「まだ信じられないけど、本当だったら、いいわよ」
「信じられないんなら、敦志と一緒に秋山先生を美沙のマンションに来てもらうようにしようか」
「私も、この目で見たいから、ここに呼んで、いいわよ。それにしても凄い事になってるのね」
そのあと鈴木先生は、妙に凄いを連発して感心していた。

俺は、敦志に携帯で、二人と会いたいというメールを入れたら、すぐに、明日の土曜にでも伺っていいかと問い合わせが返ってきた。
「明日の土曜に伺っても、いいかって来てるけど、いいよね。よかったら、何時がいい?」
「じゃあ、昼食も終わってると思うから午後1時頃に会いましょうか」
「わかった。13時に会いたいとメールするね」
メールすると、すぐに返事が来た。
「了解だって、敦志と秋山先生の関係は、くれぐれも内密にってさ」
「わかったわ。明日が楽しみね」
先生は、俺に甘えるような目つきになって、俺にすり寄ってきた。
「ねぇ~今日は、泊っていくんでしょぉ~」
鼻にかかった甘えるような声で、鈴木先生は、言ってきた。
「どうせ親は放任主義で、無断外泊して何も言わないから、いいけど、俺、着替え持って来て無いよ」
「これから、二人でシャワー浴びたら朝まで裸になってぇ~、いつもの事をやるんだしぃ~、その間に洗濯と乾燥は出来るわよ。だから、いいでしょう。徹く~ん、泊ってよねぇ~お願い~」
「わかったよ、美沙は、強引なんだからww」
最初は、先生の名前を呼び捨てにするのに、いささか違和感があったが、慣れると、先生よりも目上になったようで、嬉しかった。
「そうだ。まだ、食事してないんでしょう。何が食べたい?」
俺は、これからの夜の行為の嬉しさの為か、空腹感を忘れていた。
「美沙が、作るんだったら、何でもいいよ」
「ダメよぉ、何か決めてよねぇ」
あの鈴木先生が、ここまで、べったりとして来る事に、嬉しさが倍増して込み揚げてきた。

・・・

あれだけ、何が食べたいかを聞いておきながら、先生の料理のバリエーションが無いのか、カレーになってしまった。
「美味しかったよ、美沙」
「ごめんね。こんなものしか、出来なくて、今度から、料理を勉強するから許してね」
「美沙が、作ってくれるもんだったら、何だっていいよ」
「嬉しい」と言いながら、濃厚なキスをしてきた。

俺は、その後で、鈴木先生に服を脱がされながら、そのまま、フローリングの床の上で、寝っ転がりながら、お互いの身体を貪りあった。
お互いの着ていた服の上に、愛液と精液が入り混じり、ぐちゃぐちゃになっていた。

「ごめんなさいねぇ。服が汚れちゃったね。洗濯機に入れとくわね」
ようやく、鈴木先生と俺は、正気づいたようだ。先生は、散らばった服や下着を纏めて、洗濯機に放りこんでいた。
「そのまま、ベッドでも、やろうよぉ~ とおるく~ん」
先生は、ニコニコしながら、俺の背中に抱きつき、胸を押し当ててくるので、また俺は、その誘惑に負けて、そのままベッドに傾れ込んだ。

俺は身体中が怠く腰も動きにくい状態で目が覚めた。先生は、すでに起きて食事の支度をしており、元気に鼻歌を歌っていた。
明け方近くまでエッチしてたにも関わらず、何で、先生は俺の生命力を奪ったかのように元気なんだよ。俺は、このままで体力が続くのか心配になった。

「徹く~ん、起きたのね。昨日の服、洗濯してアイロンかけといたからね。それと、お昼に近くなっちゃたけど、食事の用意が出来ますからね。先にシャワーでも浴びてきてね」
「わかった。えっお昼?」
時計を見ると、既に朝の11時を過ぎてた。
「もうすぐ、敦志達、来るじゃん。まいったなあ」
俺は、重い腰を何とか反らして、何とか起き上がったのだった。

食事も終わり、二人でくつろいでいると、インターフォンが鳴り、敦志と鈴木先生がマンションの入り口に来たようだった。



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